横審、稀勢の里が次に出場した場所で不成績なら何らかの決議

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)が29日、東京都墨田区の両国国技館で定例会合を開いた。北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は記者会見で5場所連続休場の横綱稀勢の里について「同じことが繰り返されるなら、横審としてどういう判断をするか考えなければいけない」と述べ、次に出場した場所で不成績に終われば何らかの決議を検討する考えを示した。

 横審は、体面を汚すなどの行為に及んだ現役横綱に「激励」「注意」「引退勧告」ができる。

 1勝4敗で初場所6日目から途中休場した稀勢の里は次に出場する場所で進退をかける意向を明言している。

 以前に粗暴な取り口を横審から批判されていた横綱白鵬は両足親指を痛め、5日目から途中休場した。北村委員長は「休む前はこれまでほとんどの取組の立ち合いで見せていた張り手、かち上げがなかった。横綱としてあるべき相撲の形を考えているのかな。その努力を引き続きやってほしい」と語った。

 また、初場所で進退をかけて臨み中盤から一人横綱として務めた鶴竜は10連勝から4連敗で優勝戦線から脱落。北村委員長は「最後は期待外れもあった。来場所以降しっかりしているところを見せてほしい」とさらなる奮起に期待した。

 出席者によると、角界に相次ぐ不祥事について八角理事長(元横綱北勝海)から再発防止策を迅速に進める方針が報告されたが、会合の中では話し合われなかった。

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