横審、ついに稀勢の“進退”言及!途中休場続けば何らかの「判断」

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は29日、東京・墨田区の両国国技館で初場所後の定例会合を開いた。同場所を途中休場して5場所連続休場となった横綱稀勢の里(31)について、北村正任委員長(76)=毎日新聞社名誉顧問=は復帰まで猶予を与えた上で次の出場場所で途中休場などが繰り返された場合、何らかの判断を下す可能性を示した。稀勢の里は稽古を再開した24日に次回出場場所で進退をかける、と明言している。

 同じ過ちは繰り返さない。いや、繰り返せなくなった。横審・北村委員長は、稀勢の里が次に出場する場所で途中休場が繰り返され、極度な成績不振だった場合などには何らかの対応をする意向を示した。

 「同じことが繰り返されるなら、横審としてどういう判断をするか考えなければいけない」

 横審の「横綱推薦内規」の5条には「休場の多い場合」「横綱として非常に不成績で、その位に堪えないと認めた場合」などを対象に「激励」「注意」「引退勧告等」をなす。結果次第ではこうした決議を検討するというのだ。

 稀勢の里はさきの初場所で5日目までに3つの金星を配給。6日目から「左大胸筋損傷の疑い」など3週間の安静が必要との診断書を提出して休場した。横綱在位6場所で皆勤はわずか1場所。5場所の休場で途中休場が4場所。強行出場を繰り返しては皆勤を断念する負の連鎖を続けている。しかも、場所前の横審稽古総見の際、北村委員長は「けがが治り切らず、とても15日間は続けられないというのならば、出ない方がいい」と発言。全休しても進退を問わない、とする温情も無にしてしまった。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ