平昌五輪 伊藤有希、不利な追い風で失速し入賞逃す 今後は「考えたい…」

 伊藤の目から涙がこぼれ落ちたのは、高梨のメダルが確定したときだった。「ソチで悔しい思いをして4年間苦しんできたから、メダルを取れて本当によかったなぁと思って」-。自身のこと以上に心は揺さぶられた。

 ソチ五輪の7位を下回る9位は不本意に違いない。2回のジャンプを不利な追い風で飛んだのはトップ10で伊藤のみ。鷲沢徹チーフコーチは「伊藤だけが追い風だったのは切ない。こういう競技ではあるが、よく頑張った」とねぎらった。

 本人は意図しなくても高梨を陰から支える存在だった。「ソチでは高梨一人が背負っていた重圧を、伊藤が分かち合ってくれるのは大きい」とは山田いずみコーチ。試合直後に今後の目標を問われると「また考えたいと思う」。23歳、時間はまだたくさんある。(奥山次郎)

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