平昌五輪 「銃の保管庫を施錠してもいい」と米射撃選手 フロリダの乱射事件受け

 米南部フロリダ州パークランドの高校で14日、17人が死亡した銃乱射事件を受け、平昌五輪のバイアスロンに出場している米選手が競技と事件に使われる銃の違いを強調。「命を守るためなら、競技用の銃を保管庫にしまってもいい」などと述べ、銃規制を厳格化すべきだと訴えた。

 米ワシントン・ポスト(電子版)によると、銃規制を訴えたのは、スキー距離とライフル射撃を組み合わせたバイアスロンに出場したローウェル・べーリー(36)とティム・バーク(36)。いずれも試合を控えた15日朝、電話で銃乱射のニュースを耳にした。

 べーリーは競技で使われる銃について、22口径の銃で単発しか撃てないよう制御装置がついていると説明。乱射事件容疑者の少年(19)が所持していたとされる半自動小銃「AR-15」との違いを強調するとともに、「バイアスロンはひとつの標的に向かって弾を撃つ。人を殺すために銃を握るんじゃない。人々にはその違いを理解してほしい」と訴えた。

 バイアスロン選手としてだけでなく、狩りを行う際に銃を使うというバークも「誰かの命を守るためなら、競技や狩りに使う銃全てを保管庫にしまって施錠してもいい」と強調。他の選手とも銃規制について議論するというべーリーは、ドイツなどで厳格に銃を規制する法律が施行されているとしたうえで、「米国も変わらないといけない。今回の事件を正当化する理由なんて何一つない。米国が同じ過ちを犯すようなことが続いてはならない」と力説。さらに「人の命を次々と奪う銃を所有することに興味はない。狂気の沙汰だ」として、銃規制強化を訴えた。

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