専門家が読み解く!羽生の異常な精神力 平昌五輪

 昨年11月に右足首を痛め、3カ月ぶりの実戦がぶっつけで五輪本番になったというのに、フィギュアスケート男子の羽生結弦(23)は演技前、薄ら笑いさえ浮かべてみせた。重圧をものともせず五輪2連覇。いったい、この男の頭の中はどうなっているのか。専門家2人が羽生のメンタルを読み解いた。

 ヒガノクリニック院長で精神科医の日向野春総氏は、羽生の思考方法は欧米諸国で取り入れられているポジティブ型であると指摘する。持って生まれたものというよりは、医学的、科学的に構築された前向きな思考法を訓練で身につけていると評価している。

 「たぶん、練習拠点をカナダのトロントに置いたことが功を奏したのでしょう。日本には『100回やったら強くなる』などという風潮がある。『耐える』と『鍛える』を間違えているわけだ。これでは100回やっても101回目に失敗するという不安がついて回るのでうまくいかない」

 欧州のスポーツ医学は日本の根性主義とは一線を画しているという。

 「欧州のスポーツ医学では、頭と神経と体の連携を理論的に分析し、それまでの常識にこだわらず、新しい練習を取り入れている。誰もがついていけるものではない。羽生の脳はうまくそれを受け入れたのだろう」

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ