団体は4位、骨折隠し激走の渡部暁「1度下山してやり直す」 平昌五輪

 日本の復活はならなかった。1992年アルベールビル、94年リレハンメル両五輪を連覇して以来のメダルを目指した団体は4位。アンカーの渡部暁斗(北野建設)は「これが僕らの現状のレベルと受け止めるしかない」と消沈した。

 飛躍の3位が誤算だった。距離で1走の渡部善斗(北野建設)と2走の永井秀昭(岐阜日野自動車)はノルウェー、オーストリアと激しい2位争いを演じたが、3走の山元豪(ダイチ)が失速。表彰台圏内から約1分遅れ、渡部暁の力でも挽回はならなかった。

 勝負を分けたのは山元の判断だった。集団から離されたらメダルはないと力み「経験したことのないペースで飛ばしていった」。スタミナが切れた後半に一気に引き離され、「(2位争いの)集団で暁斗さんに渡したかった」と涙をこぼした。

 実は、渡部暁は左肋骨を骨折していたという。今月2日に長野県白馬村で行われたワールドカップ(W杯)の練習中にジャンプで転倒し、負傷。今大会の全3種目は、日本のエースにとって想像を絶する重荷だったに違いない。

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