坂本花織「悔しいけど、やりきった」 平昌五輪

 残り2つとなったジャンプの3回転ループで着氷が乱れた。踏み切り違反と判定された3回転ルッツに続くミスで、坂本の得点は伸びなかった。

 自己ベストを更新したSPとの合計も3戦続けてマークしていた210点に届かずに6位。それでも、初の五輪で「1けた」という当初の目標はクリアし、「悔しいけど、やりきった」と自分に言い聞かせた。

 昨季はジュニアの世界選手権で3位。中野園子コーチに課された「表彰台を逃したら、もう1年ジュニア」とのハードルを越えて迎えたシニア本格参戦の1年目が五輪シーズンだった。

 世界選手権の出場経験者らとの争いに「私には(シニアでの)経歴がない」と弱音をもらしたこともある。不安を打ち消すかのように、他選手の約2倍の10試合の実戦をこなし、たどりついた五輪の舞台だった。

 まだ17歳。「次も出て、SPもフリーも自己ベストを更新したい」と早くも見据えたのは4年後の北京五輪だ。経歴に「五輪代表」と記すだけでは満足できない。(田中充)

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