平昌五輪 「主将は五輪で勝てない」ジンクス破った小平奈緒

 平昌五輪でスピードスケート女子の小平奈緒(31)が500メートルでついに悲願の金メダルを獲得した。36秒94は五輪新記録であり、(空気抵抗が大きいとされる)低地では最速のタイムをマークし、堂々たる優勝となった。五輪3連覇を目指しながら銀メダルに終わり失意の李相花(28、韓国)を慰めたりと、人間性でも国内外で評価が高まっているが、日本選手団の主将は金メダルを取れないとのジンクスを破った点でも立派な業績だ。

 小平は会見で、主将について「受けたくなかった」という趣旨の発言をしている。日本スケート連盟やコーチなど周囲から説得され、引き受けざるを得なかったのが実情のようだ。日本選手団の主将はメダル候補から選ばれるのが通例。しかも、冬季競技でスキー、スケートは2大競技。スキー・ジャンプの葛西紀明(45)が旗手となって、小平が主将で落ち着いたようだ。小平は年齢的にも31歳と年長で、3度目の五輪という点も考慮されたのかもしれない。

 男女の選手のバランスも取らなければならない。どちらかが旗手ならば、一方は主将となるケースが多い。

 そもそも主将とは何なのか? サッカー日本代表の主将などのように、チーム競技・種目での主将ならば役割は理解できる。競技もバラバラで、主将と言われても、今ひとつ役割が分かりづらい。その点、旗手はわかりやすい。開会式では日本選手団の先頭に立ち、国旗を持つ選手が必要だからだ。

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