東京マラソン 2人で完走、今日を結婚記念日に 沖田憲彦さん(43)と里佳さん(39)

 幸せに包まれながら完走したランナーがいる。今月、結婚式を挙げたばかりの東京都世田谷区の会社員、沖田憲彦さん(43)は、妻の里佳さん(39)とフルマラソンを駆け抜けた。

 健康のために30歳を過ぎて始めたマラソン。フルマラソン経験は約20回を数えるが、毎年、応募を続けた東京マラソンには縁がなかった。

 念願の初出場となった昨年の大会。ピカチューコスプレが目立ったのか、完走して間もなく報道陣の取材を受けた。

 「今の気持ちをいち早くだれに伝えたいですか」

 「彼女です」

 当時、交際が始まって間もなかった里佳さんの顔が頭に浮かんでいた。昨年の夏にプロポーズし、今春ゴールインした。

 「『一緒に走りたいね』なんて言っていたんですけど、昨年は彼女が仕事で」。運に任せて、今大会に応募すると、幸運にも2人とも当選した。

 里佳さんは今回が初マラソン。スタート地点が別々だったため、途中で合流し、励まし合いながら42・195キロを味わった。

 レースを終え、「最高でした。一緒にゴールできてよかった」。見事完走した里佳さんも「1人では無理でした」と笑みがこぼれた。2人で走りきったこの日を結婚記念日にすると決めていた。婚姻届提出のため、並んで会場を後にした。これからも2人で歩いていく。

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