平昌パラ ジョージアから初出場、アフガンで足失った兵士

 ジョージア初の冬季パラリンピック選手が11日、平昌大会のノルディックスキー距離男子座位の15キロに出場した。テムリ・ダディアニ選手(26)。兵士として派遣されたアフガニスタンで地雷を踏み両足を失った。この日は道具が壊れるトラブルで途中棄権した。

 ジョージアも参加する多国籍の国際治安支援部隊(ISAF)の任務中だった2011年8月。砂漠地帯で武装勢力の拠点を見つけ、足を踏み入れた途端に爆発した。

 「将来のことを考えられなかった」。病院で20歳の誕生日を迎え、目覚めた時に「全てを悟った」。派遣先では多くの仲間がけがを負い、命を落とした友人もいる。

 だが米国でリハビリを始め、周囲の兵士が懸命に取り組む姿に励まされた。まひが残る手で、下半身を地面に付けない腕立て伏せのギネス記録に挑戦。15年には1分間で44回を達成したという。生まれ育った黒海の近くの町に雪は少ない。国内のパラリンピック組織の関係者に声を掛けられ、1年前に初めてスキーに挑戦した。(共同)

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