平昌パラ 成田緑夢「一番重たいメダル」、「障害ある人、踏み出す一歩に」

 【平昌=高久清史、川峯千尋】失意の底でも挑戦をやめず、銅メダルをつかみ取った。スノーボード男子下肢障害の成田緑夢(24)が12日、平昌大会の表彰台に上った。兄で2006年トリノ五輪代表の童夢さんら成田家の末っ子として五輪出場を目指す中で大けがに見舞われたが、再起の過程で障害者らに勇気を与えるパラアスリートを新たな目標にした。初出場でのメダルに「今までの中で一番重たいメダル」と笑顔をみせた。

 3位決定戦、観客席前の最後の直線。荒れたコースで転倒した相手を大きく引き離した成田は歓声に向かって滑走し、両手を突き上げ喜んだ。

 「障害のある人らに一歩を踏んでもらうメダルになったらうれしい」

 フリースタイルスキーで14年ソチ五輪の出場を目指していた13年4月、事故に見舞われた。

 バランス感覚を養うために両足に2.5キロずつの重りをつけてトランポリンで練習中、足をすべらせて落下し、左足を負傷。退院後、ヒザから下のまひが残った。雪の上でスノーボードに乗り、全くコントロールできずがくぜんとした。

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