平昌パラ 悔しさの中にも満足感 スノボ小栗大地は7位

 昨年の世界王者、フォス(オランダ)に大会前から「勝ちたい」と公言していた小栗。準々決勝で対戦がかない、ゴール間際まできわどい競り合いを演じた。わずかに届かず敗退。「悔しいけど、最後にいいレースできてすがすがしさもある」と、37歳は7位に満足感をのぞかせた。

 もともとプロのスノーボーダーとして活動していた。芽が出ず引退した直後、勤務先での事故により右太ももから下を切断した。5年前だ。

 絶望はしなかった。頭に浮かんだのは交流のあった平昌大会アルペンスキー代表の三沢拓(SMBC日興証券)の姿。右足だけで急斜面の雪山を滑り下りる姿に刺激を受けてきた。

 「義足を履いたら今までよりも速く滑れるかな」。新たなチャンスを得たと切り替え、以来、パラリンピック出場を夢に突き進んできた。

 予選では、緊張で体がこわばり転倒する場面もあった。「これで雰囲気も味わえたので、次はしっかりやりたい」。人好きのする笑みを見せ、16日に行われるバンクドスラロームでの活躍を誓った。(川峯千尋)

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