“二刀流”大谷、投・打今後の展開と課題は… 須藤豊氏が斬る!

 米大リーグ・エンゼルスの“二刀流”大谷翔平(23)がメジャー1年目の今季開幕から投打にわたって活躍し、全米を驚愕させている。好調は続くか、課題は何か。米アリゾナ州で行われた2、3月のオープン戦段階から大谷に直撃取材を敢行していた夕刊フジ評論家、須藤豊氏(81)が斬る。

 この若者の対応力には驚くしかない。現地でキャンプ、オープン戦を見た限りでは、ゲーム勘のなさを感じた。

 ファンにとってはもう忘却のかなたかもしれないが、昨年の大谷は右足首の痛みなどで、打者としては65試合、打率・332、8本塁打。投手に至ってはわずか3試合(3勝2敗、防御率3・20)にしか登板できなかった。

 当初、打ってはメジャーの投手の球に詰まらされっぱなし。投球フォームも上半身と下半身がバラバラだったのは、昨年のブランクが一因だと思う。

 ところが、“打者”大谷は開幕直前、右足を高く上げてタイミングを取っていた打撃フォームを“すり足”に変えた。打席での動きを省略し、頭の上下動も少なくしたことによって、投球を長く見て、メジャーで全盛の手元で小さく変化するムービングボールに対応できるようになった。理にかなっている。

 今後の課題を挙げるなら、チェンジアップへの対応だろう。速球と同じ腕の振りで遅い球を投げ、打者のタイミングをずらすことを主眼にしたこの球種は、メジャーでは日本で見たこともない変化をすることが多く、投手によっても千差万別だ。実際、最近の大谷はチェンジアップで打ち取られるケースが目立つが、彼の対応力を持ってすれば、早晩慣れて打ち出すのではないかとみている。

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