強豪校で目立つパワハラ 大学スポーツ界 アメフト

 大学のスポーツ部を舞台にしたパワーハラスメント問題は後を絶たない。特に試合出場選手の選考などで権限を持つ指導者らによるパワハラ行為は強豪校で目立っている。

 直近では3月、レスリング女子で五輪4連覇を成し遂げた伊調馨選手が日本レスリング協会の栄和人強化本部長(当時)からパワハラを受けていたことが発覚した。同協会の第三者委員会が認定した報告書によると、伊調選手が平成22年に栄氏の指導を受けていた中京女子大(現至学館大)を離れると、栄氏は「よく俺の前でレスリングできるな」と発言。同年の世界選手権では、伊調選手を教えていた五輪銅メダリストの田南部力氏に「指導するな」と命じるなどした。

 五輪金メダリストの谷亮子さんや松本薫選手らを輩出した帝京大柔道部では28年、外国籍を持つ男子部員らに、男性指導者が差別的発言や暴言を浴びせていた問題が発覚。27年11月には当時の1~3年の全部員が大学側に更迭を求める嘆願書を出していた。近畿大ボクシング部では、男性監督が28年夏ごろから女子部員に性的な行為を求める言葉をかけ、複数の男子部員に度を超した強いパンチを打つなどした。大学は監督を諭旨解雇処分にした。

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