“小さな魔法使い”香川、赤い悪魔を翻弄「語り継げる試合見せてもらった」

 「これがサッカー。新しい歴史を、このチームと刻みたかった」。2大会連続で「10番」を背負った香川真司は、試合直後のインタビューでこう語り、唇をかんだ。不完全燃焼に終わった4年前の雪辱を期して臨んだW杯。悲願の8強入りはかなわなかったが、持ち前の技術で「赤い悪魔」ベルギーを翻弄する姿は、「日本のエース」の名にふさわしかった。

 早くから海外にわたり、ドイツやイングランドの強豪クラブで長く活躍してきた。しかし、初めて臨んだ前回ブラジル大会は1次リーグで敗退。「あんな思いはしたくない」。意を決してロシアに乗り込んだ。

 初戦のコロンビア戦でPKを決めてチームを勢いづかせると、その後も欧州で「小さな魔法使い」と呼ばれるサッカーセンスを随所に発揮。日本の攻撃陣の中心を担い、ベスト16入りに貢献した。

 「充実感が漂っている。見ていて安心できる」。小学校時代に所属した「神戸NKサッカークラブ」(現・センアーノ神戸ジュニア)で指導した大木宏之さん(47)は、今大会の香川の姿を頼もしく感じたという。

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