体操協会、第三者委設置しパワハラ調査 宮川紗江選手主張で方針転換「全部膿を出す」

 体操の2016年リオデジャネイロ五輪代表の宮川(みやかわ)紗江選手(18)が日本協会の塚原千恵子女子強化本部長らからパワハラを受けたと主張したことを受け、日本協会は30日、東京都内で臨時の会議を開き、第三者委員会を設置して調査することを決めた。二木(ふたぎ)英徳会長は「お騒がせし、大変申し訳ない」と謝罪した。会議には塚原強化本部長と、夫の塚原光男副会長は出席しなかった。

 協会は29日の記者会見でパワハラについては宮川選手側から正式に申し入れがあれば調査するとしていた。具志堅幸司副会長は「訴えがなくても当然、迅速に対応しないといけない。協会として動いた」と述べ、方針を転換したことを事実上認めた。

 具志堅副会長は、10月末に開幕する世界選手権までに第三者委の調査を完了させたい意向を示し、宮川選手が世界選手権代表候補を辞退することに「協会として責任を感じている」と述べた。

 宮川選手は29日の会見で、練習中に暴力を振るった速見佑斗コーチに無期限の登録抹消を科した協会に対し、自身にパワハラの認識がないとして処分軽減を求めた。その上で、塚原強化本部長らのパワハラを告発し、同様の被害を受けている他選手の存在も示唆した。

 具志堅副会長は「パワハラの事実があれば大変大きな問題」「この際、何かあれば全部膿を出して新しく出発しないと東京五輪はあり得ない」と語った。

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