塚原夫妻の職務一時停止 10月世界選手権も千恵子“監督”不在 体操

 日本体操協会は10日、2016年リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江(19)が日本協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)と塚原光男副会長(70)からパワハラを受けたと告発した問題で、第三者委員会の調査結果に基づき、理事会の判断が出るまで塚原夫妻を一時職務停止にすると発表した。10月25日開幕の世界選手権(ドーハ)で塚原強化本部長は指揮を執らない。

 体操ニッポンが女子監督不在で世界に臨むことが決まった。パワハラ問題の真相究明で立ち上がった第三者委員会が始動し、事態の大きさから10月の世界選手権までに結論は出ないと判断。この日、東京都内で開かれた臨時理事会で検討され、塚原夫妻の一時職務停止が決まった。

 日本協会の具志堅幸司副会長(61)は、「罰則規定ではない。(2人の任務を)継続させるのと、この協会の判断で、どちらが国民や選手が納得するかという物差しで考えた」と理由を説明した。

 これまで塚原強化本部長が女子日本代表の指揮を執ってきた。世界選手権には監督代行を立てて臨み、今月下旬から予定されている2度の強化合宿の日程も検討する。

 世界選手権の団体総合は、男女とも3位以内に入れば2020年東京五輪の出場権が与えられる。監督不在で代表への影響が懸念されるが、一部コーチには塚原夫妻への暫定的な措置を望む声があったという。第三者委による結論に先立った、協会主導の今回の処分を2人は了承している。

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