スポーツ新時代 “e”の可能性(下)茨城・下妻市を「eスポーツの聖地」に Waiwaiドーム舞台に大会も

 eスポーツで町おこしを-。

 そんな思いに燃えるプレーヤーが茨城県下妻市にいる。同市で建設業を営む内山学さん(42)は、同市の多目的施設「Waiwaiドームしもつま」で、今年に入って2度にわたりeスポーツの大会を開催してきた。内山さんは今月15日に同県つくば市で開かれる大会に出場し、下妻市を「eスポーツの町」としてアピールしようと意気込んでいる。

 「こんなに大きなビジョンがある施設は県内でも珍しい」

 昨年4月にオープンしたWaiwaiドームに設置されている200インチのビジョンを目の当たりにした内山さんは「町おこしのために有効利用できないか」と考え始めた。

 幼いころからテレビゲームに親しんだ内山さんは、数年前からeスポーツの大会をインターネットなどで観戦しており、演出のために大型ビジョンが欠かせないeスポーツの大会をWaiwaiドームで開催することを思いついた。

 今年2月ごろ、下妻市商工会青年部のメンバーを中心に「下妻e-sports実行委員会」を設立。ゲーム機やソフトをメンバーが自腹で購入するなど準備を進め、4月に第1回大会を、7月には第2回大会を開催した。

 「多くの人に周知できなかった」という第1回大会以降、動画投稿サイト「ユーチューブ」やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した地道なPRを行い、第2回大会には県内外から16人が参加。同市の農家から協力を得て、優勝賞品として地元のブランド牛「紫峰牛」を用意することができた。内山さんは「少しずつ協力の輪が広がっていくのがうれしかった」と目を細める。

 「たとえ体を動かすことが苦手でも、競技者として楽しめるのがeスポーツの面白さ」と語る内山さん。今月15日の大会には実行委メンバー7人(2チーム)が出場する。目標はずばり優勝だ。内山さんは「好成績を残して、下妻が『eスポーツの聖地』と呼ばれる足がかりにしたい」と“野望”を語った。(水戸支局 丸山将)

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