稀勢、負けちゃった…千代大龍のいなしにアッサリ 秋場所

 大相撲秋場所6日目(14日、両国国技館、観衆=1万9368)場所連続休場から復帰し、進退を懸ける横綱稀勢の里(32)は平幕千代大龍(29)に押し出され、初黒星を喫した。千代大龍は3個目の金星。横綱白鵬(33)は行司軍配差し違えで平幕正代(26)を寄り倒し、鶴竜(33)は小結玉鷲(33)を突き出し、ともに全勝をキープ。大関とりの関脇御嶽海(25)は大関豪栄道(32)に寄り切られ、初黒星となった。

 左足から踏み込んだ横綱の上体が、立ち合いの衝撃とともに伸び上がる。両足がそろいかけた瞬間、右へ体を開いた千代大龍がいなしながら、右のおっつけ。体を横向きにされた稀勢の里は、抵抗できずに押し出された。

 進退をかける復帰場所。初日からの連勝は5で止まり、土俵上に舞う座布団を見ながら口を一文字に結んだ。支度部屋では「また、あしたはあしたで。やっていく」。一言だけ口にした。

 前日の5日目には横綱審議委員会の本場所総見があり、北村正任委員長(77)=毎日新聞社名誉顧問=は土俵際での連日の逆転白星などで序盤を5連勝で乗り切った稀勢の里を高く評価。一方で、「長い間休んでいて、緊張感のなかで相撲を取っている。相当気力的にも、体力的にもエネルギーが必要だろう。これから先に続くかどうか」と心配していたばかりだった。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ