全米女王の貫禄示した大坂なおみ 高速サーブでエース10本

 「凱旋(がいせん)試合」の重圧をものともしなかった。大坂が全米女王の貫禄を見せつけ、世界ランキング4位に立ったこともあるチブルコバにわずか59分で完勝。「とてもいい試合ができた。特別な試合だったが、いい形で終えられてよかった」と笑顔をみせた。

 持ち前の強烈なサーブで主導権を握った。第1セット、最初のゲームをブレークすると、いきなり197キロの高速サーブで場内をどよめかせた。5-2で迎えた第8ゲームは3連続サービスエースで締めくくった。「間違いなくサーブが機能した。不利な展開からも救ってくれた」。第2セットに入ってもサーブミスの目立つチブルコバに隙を見せず、0-1から6ゲームを連取。サービスエースは第1セットだけで8本、試合を通じて計10本に達した。

 サーブ以外でも力強いショットを厳しいコースに何本も打ち込み、ミスの少ない安定した試合運びを披露。チブルコバの好ショットには拍手を送り、心の余裕も感じさせた。1年前、ジャパン女子オープンで奈良くるみ(安藤証券)に敗れた際には「ちょっと緊張してしまった」と自身に対する大声援への戸惑いを口にしていた。この日は「あまりプレッシャーを感じず、わくわくする気持ちになれた。たくさんの方のサポートに感謝している」。心身の充実を感じさせる勝利だった。(奥村信哉)

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