巨人に「暗黒時代」の足音…栄光の戦士・脇谷去り エース・菅野も“頂点”知らず

 2012年を最後に日本一から遠ざかる巨人。勝利の味を知る選手たちが次々にユニホームを脱ぎ、真の暗黒時代に片足を突っ込んでいる。

 19日の試合前練習後、東京ドーム内で行われた脇谷亮太内野手(36)の現役引退会見には坂本、長野、亀井も駆けつけて花を添えた。

 長野は女子テニス全米オープンで優勝した大坂なおみの会見をもじる形で、報道陣との質疑応答に紛れて「今は何が食べたいですか」と質問。カツカレーや抹茶アイスといった答えを引き出そうとしたが、脇谷は「なかなか野球生活をしていると不摂生ができない。ジャンクフードを腹いっぱい食べたい」とマジメに答えた。“ボケつぶし”にも、長野は満足そうな笑顔を浮かべた。

 続いて花束を贈呈した亀井と2ショットの写真撮影。「笑えや!」とけしかける脇谷に対し、亀井が「泣けや!」と応酬する絶妙の掛け合いで、会見場の笑いを誘った。

 「魔術師」の異名を取った名将で巨人の指揮も執った三原脩監督は「アマは和して勝つ。プロは勝って和す」との名言を残した。2006年入団の脇谷は二塁の準レギュラーとして、4度のリーグ優勝と09年の日本一に貢献。05年入団の亀井、06年入団の坂本、10年入団の長野とは栄光の時代をともにした。和気あいあいの引退会見は、誇らしい戦友の絆ゆえだ。

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