大坂なおみが2年ぶり4強入り サーブ不調も冷静に立て直す

 2回戦で面白いように決まった大坂の高速サーブは、なかなか走らなかった。最初のゲームだけで第1サーブのミスは6本。万全とはいえない立ち上がりだった。

 苦境で全米女王は動じなかった。スピードを落として難しいコースを狙ったり、回転数を増やしたりしてサーブに変化をつけ、懸命に立て直しを図った。ストリコバのサービスゲームでは力強いリターンをコート奥に打ち込んで、相手が多用するスライスに粘り強く対応。ラリーを制して、ポイントを重ねた。

 第1セット、4-2から今大会初のブレークを許しても動じず、直後にブレークバック。ダブルフォールトで大事なゲームポイントを与えたストリコバは、ラケットでボールをたたきつけた。一方の大坂はミスが出ても足を動かしたり、ラケットを振ったりして気持ちを整えた。第1サーブの成功率が47%にとどまる中、このセットを6-3で奪い、一息ついた。

 引き続き我慢比べとなった第2セットも、2-2からの第5ゲームでストリコバがダブルフォールトを3度重ねた好機を逃さずブレーク。試合時間は1時間31分と、2回戦の1・5倍に延びたものの危なげなかった。コートインタビューでホームの重圧を聞かれると日本語で「全然」とにっこり。確かな成長を感じさせる20歳が2年ぶりの準決勝に駒を進めた。(奥村信哉)

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