現役力士では異例…貴ノ岩、元日馬を提訴準備 損害賠償3000万円

 日本相撲協会を退職した元貴乃花親方(元横綱)の花田光司氏(46)の元弟子で、千賀ノ浦部屋へ転籍した西前頭13枚目の貴ノ岩(28)が、昨年10月の宴席で暴行を受けた元横綱日馬富士(34)を相手取り3000万円の損害賠償請求訴訟を起こす用意があることが3日、分かった。協会員の現役力士が訴訟を起こせば、極めて異例の事態となる。

 協会との対話を断ち切った元貴乃花親方が去り、弟子の転籍も完了。旧貴乃花部屋の力士が新天地へ合流して初めて稽古が行われたこの日、貴ノ岩が元日馬富士に対して慰謝料や休場中の金銭補償など3000万円の支払いを求め、訴訟を起こす準備を進めていることが分かった。

 貴ノ岩は昨年10月、秋巡業中の鳥取市内での宴席で、当時横綱だった日馬富士から暴行を受けた。頭部などを負傷し、昨年11月の九州場所と今年1月の初場所を2場所連続休場。幕内から十両へ転落した。傷害事件で受けた心身の被害に対する慰謝料、休場中に得られただろうと見込まれる懸賞金などの金銭的補償を求めているが、元横綱側は示談に応じなかったという。

 一方、旧貴乃花部屋の力士らを受け入れ、この日から始まった秋巡業を負傷のため休場した貴ノ岩の新師匠となった千賀ノ浦親方(57)=元小結隆三杉=は「(損害賠償請求の話は)全く知らなかった。いま、初めて聞いた」と寝耳に水の表情を浮かべ、「貴ノ岩と話さないといけない」。一連の事件の実情を知る、元貴乃花親方とも連絡を取る意向を示した。

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