貴ノ岩が元日馬を提訴 2413万5256円の損害賠償請求、元貴親方が出廷も

 今月1日付で日本相撲協会を退職した元貴乃花親方(元横綱)の花田光司氏(46)の元弟子で、千賀ノ浦部屋へ移籍したモンゴル出身の西前頭13枚目、貴ノ岩(28)は4日、昨年10月の宴席で元横綱日馬富士(34)から受けた暴行被害に対し、慰謝料など2413万5256円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。今後、裁判所へ証人申請がなされた場合、前師匠の元貴乃花親方をはじめ、現役力士らが出廷を求められる可能性も浮上する。

 貴ノ岩の代理人、佐藤歳二弁護士(82)らが東京都内で会見を開き、元横綱に対して2413万5256円の損害賠償を求める民事訴訟を東京地裁へ起こしたことを明らかにした。

 入院治療費や慰謝料のほか、事件がなければ得られた給与や懸賞金、巡業手当などが請求され、佐藤弁護士は「貴ノ岩関は当初、引退も考えた。相手側とは根本的に考え方が違う」とした。

 昨年暮れに日馬富士側から示談の申し入れがあり、その後、協議が続いていたが、示談は成立しなかったという。8月には東京簡裁に民事調停を申し立てた。佐藤弁護士によれば、示談交渉の当初、日馬富士側から示された示談金は「30万円程度」と明かし、調停段階で50万円の提示もあったが、調停は不調で終了。話し合いによる解決が不可能と判断され、提訴に至った。

 同弁護士は「市民生活に戻るまでは数十万単位、そんなにお金はかからないかもしれないが、プロ活動の影響を考えると場合によっては選手生命に関わるものになる」と強調した。

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