“会社なら当たり前のこと”をすればうまくいく--フェンシング太田雄貴が挑む「スポーツ業界の健全化」

 金メダルは手段でしかない

 --フェンシング検定ですか。

 改革に当たって、他の競技団体の取り組みを学んでいます。参考になったのは剣道ですね。剣道の級や段の仕組みは非常によくできていると思います。昇給、昇段をしようというモチベーションをどの世代も持つことができますし、高齢の師範クラスの方は、大学チャンピオンと試合をして勝つことは難しいですが、勝ち負けを超え、尊敬される存在になっています。

 フェンシングには、剣道のような仕組みや検定制度はまだありません。日本がいち早く世界に通じる検定を作って、幅広い世代が楽しめるようにする。学校訪問とともに、子どもから大人までフェンシングの愛好者を増やす。このような取り組みを考えて実行し、協会の登録者数を現状の6000人から5万人まで増やすのが目標です。

 検定は、アジアのマーケットを開拓することにもつながります。アジアでフェンシングが盛んなのは日本、中国、韓国です。アジアの人たちも日本に検定を受けにくるような形ができれば、収益面でも効果が期待できると思います。

「もしハイタッチしたことのある選手が金メダルを取ったら、絶対にフェンシングを好きになってくれますよ」(太田会長)

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