“会社なら当たり前のこと”をすればうまくいく--フェンシング太田雄貴が挑む「スポーツ業界の健全化」

 --その状態から、どのように変えていったのですか。

 問題点を全部洗い出して、去年の大会では21個の新しい取り組みをしました。最も大きな変化は、4日目を最終日にして、男女それぞれ3種目の決勝戦を切り出して開催したことです。チケットも1カ月前に発売し、初めてスタッフで手売りもしました。

多くのスポンサーを集めることができた(写真:竹見脩吾さん)

多くのスポンサーを集めることができた(写真:竹見脩吾さん)

 --かなり大きな変化ですが、反対の声はなかったのですか。

 当然ありました。1日目の種目の人は、決勝戦まで間が2日空くので、その分の宿泊費はどうするのですかと言われました。でも、『宿泊費は大した問題ではないので出しますよ』と私は言ったのです。いかに観客に来てもらうかかが、最も大きな問題でしたから。

 その結果、決勝戦の観客数は、前年の150人から10倍の1500人に増えました。さらに、これまでお客さんの大半がフェンシング関係者だったのが、決勝戦は7割から8割の人がフェンシングを初めて見る人たちだったのです。集客を増やすという目標は達成できました。

会場を満席にできた全日本選手権。大半はフェンシングを初めて見る人だったとのこと(写真:竹見脩吾さん)

会場を満席にできた全日本選手権。大半はフェンシングを初めて見る人だったとのこと(写真:竹見脩吾さん)

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