杉原欠場も、初出場の18歳コンビが堂々演技 世界体操

 大会前、パワハラ騒動で監督が交代するなど落ち着かなかった日本女子。追い打ちをかけるように、杉原が腰痛のため予選を欠場することが当日朝の練習中に決まった。動揺が走ってもおかしくない状況の中、堂々とした演技を見せたのは初出場の畠田、梶田の18歳コンビだった。

 畠田はバルセロナ五輪男子団体総合銅メダルの畠田好章日体大監督を父に持つ。4番手で登場した2種目目の段違い平行棒では高難度の移動技を組み込んだ構成をしっかりまとめ、チーム最高の13・800点をマークするなど全4種目で貢献した。「最初は結構、緊張していたけど、練習を積み重ねてきたことが自信につながった」という。

 急遽(きゆうきよ)、杉原の代わりに跳馬と平均台にも出場した梶田は「杉原さんには『すみません。頑張って』といわれた。自分がやってきたことをやればいいと思った。楽しく試合ができた」と精神的な強さを発揮。落下があった平均台を除き、落ち着いた演技を見せた。

 日本の162・180点は及第点だ。田中監督は「良い数字。(チーム得点に反映される)上位3選手がきっちり取れた」と内容を評価。決勝に進んだ場合、杉原が復帰できるのか微妙だが、「粘り強く諦めない戦いをしていこうと選手には伝えてきた」と言葉に力を込めた。(宝田将志)

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