広島、日本一遠く またもパ・リーグの壁を破れず 日本シリーズ

 日本一の夢はまたもや持ち越しになった。本拠地で巻き返しを誓った広島・緒方監督がまたもや短期決戦の壁にはね返された。「勝つチャンスは十分あった。この結果は自分の責任。申し訳ない」と肩を落とした。

 自慢の“足技”が完全に封じられた。今季の盗塁数はリーグ最多の95個。田中、野間らが次々ダイヤモンドを駆け、中軸が返すというのが攻撃の形だった。それが8度盗塁を試みたが、すべて失敗に終わった。

 今シリーズは4番鈴木が打率・455、3本塁打、6打点と気を吐いたが、前の打席の丸がレギュラーシーズンとは打って変わって不振。好調な鈴木が打点を稼げなかったのが痛かった。

 2016年の日本シリーズは日本ハムに敗れた。本拠地で2連勝したものの、敵地で3連敗し、直後の本拠地での試合を落とした。雪辱を誓ったはずの今回もほとんど同じような展開だった。

 「タナキクマル」が円熟期を迎え、4番の鈴木は順調に成長している。それでも日本一になれない。もどかしい思いを抱えながら赤ヘル軍団は次のシーズンへと向かう。 (浜田慎太郎)

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