羽生、今季世界最高!106・69点でSP首位発進/フィギュア

 フィギュアスケート・フィンランド大会第2日(3日、ヘルシンキ)男子ショートプログラム(SP)で、冬季五輪2連覇の羽生結弦(23)=ANA=が106・69点をマークして首位発進した。得点源の連続ジャンプを、加点される演技後半に組み込む構成でルール改正後の世界最高得点をたたき出した。前日2日の女子SPでは、16歳の白岩優奈(関大KFSC)が63・77点で日本勢最高の2位につけた。

 得点がアナウンスされると、羽生は目を見開いた。106・69点。今季からのルール改正後で世界最高得点。絶対王者は頬を緩めた。

 「100点という壁を越えられて、ホッとしています。表現したいことができました」

 冒頭。鮮やかな4回転サルコーを決め、4・30点の出来栄え点を引き出した。基礎点が1・1倍の演技後半に組み込んだ4回転-3回転の2連続トーループも、着氷をこらえる。客席のあちこちで日の丸が揺れたホームさながらのリンクに、大歓声を巻き起こした。

 右足首故障からの復帰戦で今季初戦だった9月のオータム・クラシックでは優勝も、ミスが続出した。「勝たなきゃ意味がない」。闘志をたぎらせて迎えたGP初戦。3つ全てのジャンプが前半だった構成を手直しして、100点超えに結びつけた。

 ブライアン・オーサー・コーチによると、得点源の連続ジャンプは約2分40秒の演技でわずかに後半に入る「1分21秒くらい」に組み込んだ。荘厳なピアノ曲が盛り上がる後半はスピンやステップを主役にするため、できる限り前半に近づけて、戦略と演出の“両立”を狙った。

 4日のフリー「Origin」は、この日36歳の誕生日を迎えた元世界王者のエフゲニー・プルシェンコの代表曲をアレンジしたもの。「気を引き締めて頑張りたい」。日本時間4日午後9時スタート予定のフリーで、羽生は最終から2番目の10番手で登場。敬愛するスケーターへの気持ちも込めて舞う。

 ◆80・60点で7位の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院) 「何も残らない。もうちょっと良い形で収めたかった。細かいミスもあった。修正できるところはしないといけない」

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