紀平、史上初GPデビューVに挑む!真央もなし得なかった快挙へ/フィギュア

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯は9日、広島県立総合体育館で開幕し、男女、ペアのショートプログラム(SP)を実施する。8日は公式練習と前日会見が行われ、シニア転身1季目の女子で16歳の紀平(きひら)梨花(関大KFSC)は代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に躍進を誓った。同門の宮原知子(20)=関大=らとの争いを制し、日本女子初のGP初出場初優勝を狙う。

 これでもかと大技を決めた。実に14本。試みた回数は17度で、成功率は8割を超えた。3回転半を跳びこなす16歳の紀平が、初出場初優勝を懸けてGPシリーズでベールを脱ぐ。

 「完璧な演技を目指して、トリプルアクセルを決められたら」

 同じく3回転半を代名詞にした浅田真央さんに憧れたのが大技に挑戦するきっかけだった。難なく決められる理由はスケート靴にあると分析する。研磨師に刃を研いでもらっているが、滑らかにしすぎないのが重要という。踏み切りの際、刃で力強く氷をとらえる感触を大切にするからだ。

 この日の練習では午前に6本、午後に8本の3回転半に加え、3回転半-3回転トーループの連続技も決めた。関大を拠点とし、浜田美栄コーチに師事する同門の宮原らと切磋琢磨(せっさたくま)してきた。7月の選考会を経て、開催国枠を手にした注目株は「去年は(NHK杯を)見に来ていた。多くのお客さんの中でいい演技ができたらうれしいだろうと、そのときから思ってきた」。待ち焦がれたひのき舞台で軽やかに舞う。(鈴木智紘)

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