新女王・紀平の時代だ!ザギトワ抑え「憧れ」真央以来のGPデビュー年にファイナルV/フィギュア

 フィギュアスケート・GPファイナル最終日(8日=日本時間9日、バンクーバー)女子ショートプログラム(SP)で首位発進した紀平(きひら)梨花(16)=関大KFSC=が、フリーも1位の150・61点をマークし、自己ベストの合計233・12点で初出場優勝を果たした。2月の平昌五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=を2位に抑え、日本勢では2005年の浅田真央以来、13年ぶりとなるグランプリ(GP)デビューシーズンでの制覇を成し遂げた。

 スケート大国ロシア勢の間に割って入った。「梨花ちゃん!!」。表彰台の中心に立つと、海外ファンの声援が聞こえてきた。日本の16歳が、どこか照れくさそうに君が代を口ずさむ。憧れの“真央ちゃん”以来となるGPデビューシーズンのファイナル制覇。浅田と同じトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を代名詞とする紀平が、銀盤の歴史に名を刻んだ。

 「演技後に『優勝したい』という思いが出てきて、あとは願うだけでした。自分の演技ができた結果が今回(の優勝)に正直につながりました」

 6日(日本時間7日)のSPで世界最高得点を出し、同じ2002年生まれのザギトワを2位に抑えてフリーへ。バンクーバーでの大トリの舞いで、新時代の到来を印象づけた。

 冒頭。3回転半の着氷が乱れて2回転半に。「本当に試合で跳ぶのが難しくて…」。かつてファンレターを渡したほど憧れた国民的スケーターを見習い、何度も跳んできた大技。「その苦労を絶対に晴らしたい」。続く2本目、鋭く踏み切る。今度は幅のある跳躍で2回転トーループとの連続技だ。続く5つのジャンプもほぼ完璧に着氷した。

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