白鵬、稀勢に贈る執念の白星「寂しい…このままではいけないと切り替えた」

 大相撲初場所4日目(16日、両国国技館)横綱白鵬(33)は北勝富士(26)に土俵際の突き落としで逆転勝ちし、4戦全勝とした。稀勢の里の引退により錦木(28)が不戦勝で4連勝。稀勢の里の弟弟子、大関高安(28)は栃煌山(31)を突き出して2勝目。豪栄道(32)と栃ノ心(31)の大関2人はともに4連敗となった。

 ライバルへささげる執念の勝利だ。白鵬は北勝富士の激しい突き、押しに土俵際まで追い詰められた。だが左足で残すと右へ体をかわして突き落とし。物言いがついたが軍配通りだった。

 「寂しいものがあったが、このままではいけないと切り替えた。今日は勝たないといけないという思いだった」

 名勝負を繰り広げた稀勢の里が引退を決めた。白鵬は連勝を63で止められた平成22年九州場所での対戦を「あの黒星があったから、ここまで頑張れている」と振り返る。

 今年3月で34歳。昨年は4場所を休場し、優勝は1回にとどまった。けがに悩まされ、衰えもささやかれる。それでも「後を託された感じがする。勝っていくしかない」。土俵を去った好敵手へ、強い横綱復活を誓った。 (月僧正弥)

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