稀勢、涙「一片の悔いなし」 引退…荒磯部屋創設へ

★名セリフほうふつ

 稀勢の里が会見で語った「一片の悔いもございません」という言葉が、人気漫画「北斗の拳」に登場するラオウの「わが生涯に一片の悔いなし」という名ゼリフをほうふつさせると、会見直後からネット上で話題となった。稀勢の里が横綱に昇進した平成29年に同作の主要キャラクターのケンシロウ、ラオウ、トキが描かれた三つぞろいの化粧まわしが贈られ、横綱は同年夏場所で実際にラオウの化粧まわしで土俵入り。稀勢の里は「孤独で強いイメージ」として、あえて主人公のケンシロウではなくラオウを選んだという。

★稀勢の里の記録アラカルト

 ▼年少出世 17歳9カ月での新十両、18歳3カ月での新入幕は、ともに貴乃花に次ぐ史上2位の若さ。

 ▼スロー初優勝 新入幕から所要73場所の初優勝は史上2番目、初土俵から所要89場所は史上4番目の遅さ。

 ▼年長初優勝 30歳6カ月で初めて賜杯を抱くのは、年6場所制となった昭和33年以降では5番目の年長。

 ▼スロー横綱昇進 新入幕から所要73場所での横綱昇進は史上最も遅い。初土俵から89場所は史上3番目のスロー記録。1位は三重ノ海の97場所。大関通過に31場所を要したのは昭和以降3番目の遅さ。

 ▼年長昇進 30歳6カ月での横綱昇進は昭和以降7番目の年長。最年長は吉葉山の33歳9カ月。

 ▼休場 横綱の8場所連続休場は年6場所制でワースト記録。55日連続休場は4番目の長さ。最長は貴乃花の105日。

 ▼短命 横綱在位が12場所で終わったのは昭和以降10番目の短さ。

 ▼横綱勝利数 横綱として36勝は三重ノ海の55勝を下回り、年6場所制で最少。

 ▼連敗 昨年9月の秋場所千秋楽から不戦敗を除いて8連敗を喫した。1場所15日制が定着した昭和24年夏場所以降では貴乃花を抜いて横綱の単独ワースト記録となった。

■稀勢の里 寛(きせのさと・ゆたか)

 本名・萩原寛。昭和61(1986)年7月3日生まれ、32歳。茨城・牛久市出身。中学卒業後に鳴戸部屋に入門。平成14年春場所初土俵。16年九州場所で新入幕、24年初場所で新大関。29年初場所で初優勝し、横綱昇進を決める。同年春場所で22年ぶりの新横綱優勝。幕内通算714勝453敗97休(85場所)。生涯通算800勝496敗97休(101場所)。幕内優勝2度、殊勲賞5度、敢闘賞3度、技能賞1度、金星3個。田子ノ浦部屋。得意技は左四つ、寄り、突き。188センチ、177キロ。

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