池江不在で自覚の芽生え 女子200自で初Vの白井

 確かな手応えをつかむレースになった。4日行われた競泳の日本選手権女子200メートル自由形決勝で、19歳の白井璃緒(りお)=東洋大=が2位以下を大きく引き離し、1分57秒16で優勝。「気持ちの中でタイムが出る感じがあった。リラックスして泳げた」。伸び盛りの若手に重圧はなかった。

 失速を恐れずに前半から飛ばした。目標の1分56秒台にはわずかに届かなかったが、終盤に少し水に浮いてしまったのが原因。「そこを意識すれば1分56秒台は出せると思う。すぐに自己分析できているのは次につながる」と前を見据えた。

 東洋大で平井伯昌(のりまさ)監督の指導を仰ぎながら、着実に力をつけてきた。昨年は初めて日本代表入りを経験し、「代表選手は格が違うと感じた」。練習に取り組む姿勢や食事への意識など学ぶことの連続だった。

 昨夏のジャカルタ・アジア大会では闘病中の池江璃花子(りかこ)=ルネサンス=と一緒にリレーも泳いだ。自由形は1歳下の池江が引っ張ってきた種目。「璃花子に比べて、タイムはまだ及ばないけど、リレーメンバーに選ばれたら残りの3人を引っ張っていきたい」。19歳の心の中に、新たな自覚が芽生えていた。(丸山和郎)

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