川内、連覇ならず プロ転向後初レースで惨敗 井上が日本勢最高の11位/ボストンマラソン

 第123回ボストンマラソン(15日、米ボストン)日本勢は昨年のアジア大会覇者・井上大仁(26)=MHPS=の11位が最高だった。昨年大会覇者の川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損害保険=は連覇を逃した。ボストンは国際陸連が求める条件を満たしていない片道コースのため公認記録とはならない。

 9月の2020年東京五輪代表選考会、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)をにらんだ大事なレースだった。井上は3月の東京を見送り、ペースメーカーが不在で海外勢の揺さぶりを経験でき、世界最高峰のレースともされるボストンを選んだ。

 1月のニュージーランド合宿では、脚作りをテーマに掲げて起伏に富んだコースを走った。気温30度超の暑さの中、40キロを2度、50キロを1度走破した。

 今の日本男子マラソンは大迫傑(27)=ナイキ、設楽悠太(27)=ホンダ、服部勇馬(25)=トヨタ自動車、井上が4強とされる。五輪代表枠は3。ボストンは37キロ付近には上り坂があり、9月15日に開催されるMGCと類似するコースだったが、30キロ以降はアフリカ勢についていけず悔しさだけが残った。

 プロ転向後初レースは、ほろ苦い形となった。「YUKI」と書かれたゼッケン1の黄色いウエアを身にまとった川内は、10キロまでは先頭集団に食らいついたが、15キロで首位から30秒差と離れ、先頭集団から脱落。中間点では1分14秒差まで広げられ、連覇の道は遠のいた。

 これまで“公務員ランナー”として活躍してきたが、昨年4月のボストンで日本選手として31年ぶりに優勝を果たした後にプロ転向を宣言。3月10日のびわ湖毎日では2時間9分21秒で8位となり、目標とした9-10月の世界選手権(ドーハ)代表の条件を満たしていた。

  

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