国学院久我山、28年ぶりVで3度目の夏出場!4番・宮崎先制&ダメ押し打/西東京

 第101回全国高校野球選手権大会地方大会(28日、神宮ほか)第101回全国高校野球選手権大会への出場を懸けた地方大会は28日、16大会で決勝が行われ、西東京大会で国学院久我山が創価に4-2で勝利。4番・宮崎恭輔捕手(3年)が一回に先制打、九回に駄目押し打を放つなど、2安打2打点の活躍で1991年以来、28年ぶり3度目となる夏の甲子園出場を決めた。神奈川大会は東海大相模が日大藤沢に24-1と大勝し、4年ぶり11度目の出場。埼玉大会の花咲徳栄、栃木大会の作新学院なども代表校に決まった。

 気温33度を記録した神宮の熱気が最高潮に達した。4-2の九回2死一、二塁。中堅・西川のグラブに飛球が収まったのを確かめた久我山ナインが歓喜の輪を作った。

 「毎日家に帰ってから、納得いくまでバットを振り込んできました。うれしいです! 興奮しすぎて(打った瞬間のことは)覚えていません」

 顔を紅潮させたのは4番・宮崎だ。準々決勝・早実戦でサヨナラ満塁本塁打。この日も一回に右前へ先制打、1点を勝ち越した九回2死でも駄目押しの中前適時打と2安打2打点の活躍。現ロッテ監督の井口が2年生だった1991年以来、28年ぶりの甲子園出場をつかみ取った。

 決勝前夜も母・昌子さん手作りの豚肉のショウガ焼き、だし巻き卵などを食べる“勝利のルーティン”で結果を出した主砲は胸を張った。

 「練習時間で負けるなら(久我山は)勝てない。短い練習でも勝てると証明できました」

 西東京の強豪校だが、練習環境は恵まれていない。グラウンドは約60メートル×70メートルと変則の形。野球部専用ではなく、全国準優勝の経験もあるサッカー部と共用で、平日の多くは半面しか使えない。さらに学業優先で、普段は午後6時半に下校。平日の練習時間は2時間半ほどだ。

 2013年に就任した尾崎直輝監督(29)は選手の自主性を大切にする。練習は狭いグラウンドを4分割。打撃、バント、守備、走塁などスペースを分けて設定し、各自が強化点を考え、練習は選手で決める。その「自主性」が発揮されたのが二回だ。1死一、三塁で9番・青木は、2度セーフティースクイズを失敗。サインは「打て」に変わったが、青木は「バントには絶対の自信がある」と自身の判断でスリーバントを試み、成功。貴重な2点目をもぎ取った。

 これまで春夏計5度の甲子園に出場しているが、白星はない。「甲子園で校歌を歌うことを目標にやってきた」と宮崎。聖地でも「自主性」を発揮し、悲願の1勝をつかむ。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ