令和でも静岡!4元号で甲子園出場決めた 栗林監督「歴史と伝統を忘れずに」/静岡

 第101回全国高校野球選手権大会(29日、静岡県草薙ほか)第101回全国高校野球選手権大会への出場を懸けた地方大会は29日、11大会で決勝が行われ、静岡大会は静岡が3-2で駿河総合に逆転勝ちし、4年ぶり25度目の甲子園出場を決めた。大阪大会では2017年選抜大会準優勝の履正社が金光大阪を7-2で下し、3年ぶりの出場が決定。広島商は15年ぶりに夏の甲子園切符を手にした。30日に徳島と愛媛で決勝が行われ、全49代表が出そろう。

 あとアウト1つで甲子園が決まる九回2死。静岡の投手・石田が打球を処理し、丁寧に一塁にトスして試合終了。ベンチを飛び出してきた選手を含め、マウンド付近で歓喜の輪が広がった。4年ぶり25度目の優勝の立役者は片平吉信外野手(3年)だ。

 「素直にうれしかったです。チャンスで回ってきたので決めてやろうと思いました」

 0-2の七回。1点差に迫り、なお1死満塁で「9番・中堅」で出場した片平が左打席に立つ。初球を振り抜いた打球は前進守備の二遊間を破って中前へ。逆転の2点打で試合をひっくり返した。

 あの悔しさを胸に夏に臨んだ。新チームが発足した昨秋、片平は主将を任された。だが、チーム状況が上向かず、今年1月に栗林監督から主将の交代を告げられた。

 「悔しい気持ちもあったけど、引きずってもいいことにつながらない。(新主将の)小岩が悩まないように支えようと思いました」

 チームは今春、地区予選の初戦で敗退。苦しい時期を過ごしたが、片平は「春の結果が夏に直結するわけじゃない」と部員を鼓舞。夏は快進撃を見せ、大正、昭和、平成、令和と4元号での甲子園出場を決めた。

 県内屈指の伝統校を率いる栗林監督は「歴史と伝統を忘れずに、全国制覇を目指したい」。片平も「優勝します」と宣言した。1926(大正15)年以来、93年ぶりの日本一へ。昭和と平成で果たせなかった夢を実現させる。

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