9度目の逆転V!成田、1メートルウイニングパット“ねじ込んだ”/国内女子

 大東建託・いい部屋ネットレディス最終日(4日、山梨・鳴沢GC=6605ヤード、パー72)首位と2打差の3位から出た成田美寿々(26)=オンワードHD=が5バーディー、3ボギーの70で回り、通算11アンダーで今季2勝目を挙げた。通算13勝目で逆転Vは9度目。首位スタートの有村智恵(31)=日本HP=は73と落とし、ペ・ソンウ(25)=韓国=と並んで1打差の2位に終わった。3位から出たアマチュアの古江彩佳(19)=兵庫・滝川二高卒=は76と崩れ、通算5アンダーの8位だった。

 一時は首位に4人が並ぶ大混戦を、成田が得意の逆転で制した。最終18番(パー5)の外せばプレーオフの1メートルのパーパット。ボールがカップを半周して消えた瞬間、安堵の笑みが広がった。

 「ぎりぎりで入ったと思ったけど、かなりヒヤリとしました。やっちまったかなと…」

 首位の有村を2打差で追った最終日。持ち前の精度の高いコントロールショットで攻め続けた。1番(パー3)はピン手前1・5メートル、2番(パー4)はバンカーからの2打目を“OK”につける2連続バーディー。5メートルを沈めた16番(パー4)で初めて単独首位に立ち、9度目の最終日逆転のゴールに飛び込んだ。

 5月の「全米女子オープン」で打ちのめされた。東京五輪の出場を目指し、昨年から世界のトップたちと戦える同等の高弾道の球筋を追求した。だが、「同じやり方だと自分の得意技のコントロールショットの良さをなくした。すねましたね」。体のつくりが根本的に違う。できない…。迷路に迷い込んだ。

 「1カ月前くらいから自分を見つめ直した。来年の五輪は日本。日本のゴルフでやればいいと開き直ったところもありますね」

 今大会の開幕前の世界ランキングは72位。日本勢の9番手に甘んじていた。五輪出場権は各国2枠が基本。「五輪に出るのはプロになったときからの夢。そのためにはあと4~7勝はしないといけない」。海の向こうの「全英女子オープン」では渋野日向子が大躍進。五輪を争う強力ライバルには「ぜひ勝ってほしい。勇気にもなる」とエールも送った。

 し烈な代表争いは望むところ。イメージするのは1年後に日の丸を背負っている自分の姿。そこには微塵のブレもない。

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