巨人、首位陥落の危機…悩める原監督“スマイル・シンデレラ”に学ぶ

 独走態勢から急失速で首位陥落の危機。巨人の悩める指揮官は、真夜中12時を過ぎた“シンデレラ”に刺激を受けた。

 巨人ナインは5日、翌6日からの中日3連戦に向けて名古屋へ移動。2位DeNAが0・5ゲーム差に肉薄、3位広島も2差と猛追するが、ベンチが動揺を見せるわけにはいかない。原辰徳監督(61)は「われわれが焦ったら、選手はどうなるか。焦りを軽減できるよう、いかにいい環境をつくるかだよね」と言葉に力をこめた。

 もっとも「こっちが動く策があればいいが、なかなかそれができないんだよな」と歯がゆさも。笛吹けど踊らず、前夜4日のDeNA戦(横浜)で今季ワースト5連敗。それから数時間後、さまざまな思いが去来する若大将の胸に、遠く英国の地で遂げられた快挙が一服の清涼剤をもたらした。

 全英女子ゴルフオープンで渋野日向子(20)が、日本勢では42年ぶり2人目のメジャー制覇。その瞬間、日本時間では5日午前3時前だったが、大のゴルフ通で知られる原監督は「見た! 感動したなあ。すばらしい」と声を弾ませた。

 昨夏プロテストに合格した20歳のヒロインは、メジャー大会どころか海外初挑戦で偉業達成。ラウンド中は笑顔を絶やさず、重圧をものともしなかった。若大将は「なんて言うんだろう、ケレン味のないというかね。なんて表現したらいいのか。見たことがないね、ああいうのは」と脱帽。3日目に単独首位に浮上し、最終日の3番でいったん2位に後退した後も、攻めの姿勢を貫いて再逆転Vを決めた「スマイル・シンデレラ」。その勇姿には大いに学ぶものがありそうだ。(笹森倫)

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