熊本工が令和初のサヨナラ勝ち、山口バックスクリーン弾「全く実感がなくて…」/甲子園

 第101回全国高校野球選手権大会第5日は10日、1回戦が行われ、第2試合で熊本工が山梨学院に3-2で延長十二回サヨナラ勝ちした。7番・山口環生内野手(3年)が1死から中越え本塁打を放って試合を決めた。

 高々と上がった打球が風に乗って伸びた。ボールがバックスクリーンに飛び込んでも、山口は表情を変えずに歓喜のナインのもとへ駆け込んだ。

 「全く実感がなくて…何も考えられずにベースを一周してました。とてもうれしいです!」

 そう言ってお立ち台ではとびきりの笑顔を見せた。山梨学院の先発・相沢の前にそこまで4打席無安打だったが、「打席を重ねれば打てる」と自信は失わなかった。初球の直球を振り抜くと「感触がないくらい」完璧に芯で捉えた打球が、延長戦を制するサヨナラ弾になった。

 一回に2点を先制されたが、四回に追いついた。その後は息詰まる投手戦。熊本工は六回から登板した2番手・村上がスコアボードに0を刻み続け、十三回からのタイブレークも見えてきたころだった。

 令和初の劇的サヨナラ勝ちに、田島監督も「ナイスバッティングの一言。それまでノーヒットで代打も考えたが、信じてよかった」とヒーローをたたえた。

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