海星の攻撃的2番・大串 苦手の左腕から本塁打

 全国高校野球選手権大会第7日の12日、第1試合は海星(長崎)が聖光学院(福島)を3-2で下し、3回戦に進出した。

     

 海星の2番打者、大串に犠打のサインが出ることはない。「中軸だと打てないけど、2番なら打てる」と苦笑いの加藤監督。1-0で迎えた六回、大串は貴重な追加点となる右越えソロ本塁打を放った。三回には一塁手として相手走者の一塁ベース踏み忘れを見逃さず、審判にアピールしてアウトに。17年ぶりの夏の初戦突破に攻守で貢献した。

 「筒香さんも2番を打つことがある」とプロ野球DeNAの主砲、筒香に憧れている。ポジションも同じ一塁手だ。

 だが、筒香とは違い、左投げの投手が苦手だったという。対策として、左投げの打撃投手にマウンドの右側から外角に向かって投げてもらい、打つ練習を繰り返してきた。聖光学院の先発左腕の須藤に対しても、六回、内角の直球をとらえて本塁打にしてみせた。大串は「バッピ(バッティングピッチャー=打撃投手)に感謝したいです」と大粒の汗をぬぐった。

 腰に巻くベルトは約2年間使い込み、皮がぼろぼろ。積み重ねた努力の勲章だ。「次も自分の一打で勝てるようにしたい」。泥まみれになったユニホーム姿で、一層の活躍を誓った。(岡野祐己)

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