渋野、逆転射程1打差2位浮上!勝てば年間賞金1億円突破も目の前/国内女子

 NEC軽井沢72第2日(17日、長野・軽井沢72G北C=6705ヤード、パー72)7位から出た「AIG全英女子オープン」覇者の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が連続オーバーパーなしラウンドをツアー歴代3位の23に伸ばす68で回り、首位に1打差の2位に浮上した。逆転Vで今季ツアー3勝目を挙げれば、ツアーでの年間獲得賞金は約9400万円となり1億円突破が目前。2004年の宮里藍(当時19歳)に次ぐ年少2番目での大台突破、同年の宮里以来となるツアー本格参戦1年目での快挙達成が見えてきた。

 主役は見せ場を心得ている。今季ツアーで3番目の大入りとなった9481人の期待に、渋野がプレーと笑顔で応えた。上がり2ホールを連続バーディー締め。大勢のギャラリーがグリーンを取り囲んだ18番(パー4)では2・5メートルを沈めた。

 「バーディーが取りたかった16番がボギー。残り2ホールをバーディーじゃないと取り返せないと思った」

 コースと最寄りのJR軽井沢駅を結ぶ無料の送迎バスに、朝からギャラリーが押し寄せた。渋野がスタートした午前10時過ぎの軽井沢駅には400人の長蛇の列。連日の渋野フィーバーの中、ファンからプレゼントされた魚肉のすり身が原料のお菓子「激辛焼きかまソーメン」を食べる“モグモグタイム”も披露し、観衆を沸かせた。

 「(ギャラリーが)多かろうが少なかろうが気持ちは変わらない。緊張もしないし、燃えることもない。常にフラット」

 「全英」の優勝で約7200万円を稼いだ。「でも今は日本ツアーで年間1億円突破が目標」と次のゴールに走り続ける。「達成できたらまた次の目標を考える」。視線は常に先にある。

 連続オーバーパーなしラウンドを「全英」を含めて27、国内に限定すると歴代3位の23へ伸ばした。今大会で優勝すれば1億円の大台まで残り約600万円。2004年の宮里藍に次ぐ2番目の年少到達、同年の宮里以来2人目となるツアー本格参戦1年目での“ミリオネア”は目前だ。

 「明日もしっかり伸ばさないと優勝できない。どれだけパットを決められるか、どれだけパー5で取れるか」

 渋野が最終日最終組で臨むのは「全英」を含め5度目で、過去4度のうち優勝を逃したのは6月「リゾートトラストレディス」の1度だけ。同大会で優勝した同じ1998年度生まれの“黄金世代”原英莉花(20)=日本通運=との直接対決。相手に不足はない。 (臼杵孝志)

■データBOX

 ◎…国内女子ツアーで年間獲得賞金1億円を超えた選手は22人。うち日本勢は14人。初めて1億円を超えたのは2000年の不動裕理で、最年少は04年の宮里藍の19歳141日。最速の1億円到達は18年の鈴木愛で6月24日。所要試合数も18年の鈴木で11試合。

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