渋野、V争いスマイルのち悔し涙…プレーオフ逃し3位/国内女子

 NEC軽井沢72最終日(18日、長野・軽井沢72G北C=6705ヤード、パー72)首位に1打差の2位から出た「AIG全英女子オープン」覇者の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は68と伸ばしたが、通算13アンダーで首位に1打及ばず3位だった。今週は休み、29日開幕の「ニトリレディス」(北海道・小樽CC)に出場予定。穴井詩(らら、31)=GOLF5=が通算14アンダーで並んだイ・ミニョン(27)=韓国=とのプレーオフを制して今季初優勝、通算3勝目を挙げた。

 無理に笑おうとしても、涙がにじむ。渋野は最終18番(パー4)で2オン。バーディーなら優勝、パーなら3人のプレーオフ…。まさかの3パットに、顔がゆがんだ。

 「涙が出てきて…。人前で見せるものじゃないし、我慢しました。悔しい。最後以外はいいプレーができた。最後で台なしです」

 先にホールアウトした穴井、イ・ミニョンに並び首位で迎えた18番。第2打をピン右5メートルにつけた。2週前の「全英」で日本勢42年ぶりのメジャー制覇。決めたのは最終ホールでの約5メートルのバーディーパットだった。誰もが歓喜の再現を信じていた。

 「打った瞬間に、入らないと思った。18番のパットのときだけ緊張して手が動かなかった。よくわからないけど、手も震えていました」

 下りのフックライン。バーディーパットはカップの右をすり抜けた。返しの2メートルも失敗。8番(パー3)で6メートルを沈め、絶妙のアプローチを見せた続く9番(パー5)など5バーディーを奪ったが、最後にこの日唯一のボギーとなった。

 それでも3日間とも60台で回り、国内での連続オーバーパーなしラウンドはツアー歴代2位の24に並んだ。次戦は今月29日開幕の「ニトリレディス」。ツアー屈指の難度を誇る小樽CCで、歴代1位の28ラウンド連続に挑む。優勝すれば、目標にしていた獲得賞金1億円にも到達する。

 帰国第2戦。3日間の総ギャラリー数は2万1844人と4日間大会も含めて今季3番目の多さとなった。シブコフィーバーに沸いた1週間。ハッピーエンドは逃したが、それも20歳の伸びしろだ。

 「最近では一番悔しいかな。最後のパットの緊張感をこれから先に残さないように、ひたすら練習するしかない」。今週は完全オフ。疲れた体を休めて、シンデレラは再び戦いの舞台に立つ。

 

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