石川遼、首位発進!“夏休み”返上トレでショット進化/国内男子

 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第1日(22日、北海道ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72)7月の国内メジャー「日本プロ選手権」で優勝した石川遼(27)=CASIO=が7バーディー、2ボギーの67で回り、5アンダーでプロム・ミーサワット(35)=タイ=とともに首位発進した。自身初の2試合連続優勝へ好スタートを切った。米ツアー3勝の丸山茂樹(49)=セガサミーHD=を父に持つアマチュアの19歳、奨王(しょうおう、UCLA1年)は3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で回り、3オーバーで101位。

 20度を切る気温に、平均8・1メートルの強風が選手を苦しめた。前戦から約1カ月半の期間が空いた“第2の開幕戦”。夏の終わりを感じる肌寒い北海道の地で、レベルアップした石川が熱いプレーをみせた。

 「内容は悪くなかった。最初の1打目にミスは出たけど、一打一打、いいショットを続ければ大たたきはしないと思ってやっていた」

 インスタートの10番(パー4)、ドライバーで放った1打目が右に大きく曲がり、池ポチャ。11番(パー4)も乱れ、連続ボギーとしたが、ここから踏ん張った。16番(パー3)で初バーディーを奪うと、18番(パー5)から4連続。最多の7バーディーで、終わってみればリーダーボードの一番上に立った。ツアー中断を挟んでも石川の勢いは止まらなかった。

 3年ぶりのツアー優勝を飾った「日本プロ選手権」後、試合のなかった1カ月半。“夏休み”を返上して、さらなる技術向上に努めた。取り組んだのが「インパクトを抑えたショット」だ。

 「球を抑えるとき鋭角にクラブが入る。このときスライス回転が入るので、抑えたときに限ってショートしていた」

 練習の成果は初バーディーの196ヤードの16番で出た。「6番アイアンで180ヤードを打つ感覚」。2メートルにピタリとつけ、「まだまだですが、試合で一回できるとこれが自分にはあると思える」と手応えをつかんだ。

 1カ月半ぶりのツアー戦、全英女王の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=を中心に盛り上がる女子ゴルフ…。「渋野さんのこと(活躍)もある。いろいろな意味で注目される1週間ですが、ブレずにやっていくことが大事だと思う」。男子ゴルフ界への期待を背負い、選手会長が自身初の2試合連続優勝に挑む。 (原田遼太郎)

★石川の国内メジャー第2戦「日本プロ選手権」VTR

 九州南部を中心とした記録的豪雨の影響で初日(7月4日)は中止となった。石川は翌日に行われた第1ラウンド(R)で首位発進を決めると、第2Rは通算10アンダーで首位をキープ。第1Rが順延となった影響で1日36ホールが行われた最終日、石川は一時首位と7打差も巻き返し、最終Rの17番(パー3)で背中をとらえる。勝負は黄重坤(韓国)とのプレーオフへ。プレーオフ1ホール目、石川が4メートルのイーグルパットを沈め、3年ぶりのツアー優勝を果たした。

■データBOX

 ◎…石川はこの大会、8度目の出場。2014年大会で優勝しているが、初日首位発進は初。

 ◎…石川は今季初の4連続バーディー。

 ◎…2試合連続優勝を達成すれば自身初。男子ツアーでは、2017年、宮里優作の「中日クラウンズ」、「日本プロゴルフ選手権」以来。

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