渋野、28ラウンド連続オーバーパーなし!歴代1位に並んだ/国内女子

 ニトリレディス最終日(1日、北海道・小樽CC=6650ヤード、パー72)海外メジャー「AIG全英女子オープン」覇者の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が71で回り、通算7アンダーで5位。国内の連続オーバーパーなしラウンドを「28」に伸ばして、ツアー記録に並んだ。生涯&年間獲得賞金1億円にはあと約920万円と迫り、12日開幕の次戦「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で目標到達を目指す。鈴木愛(25)=セールスフォース=が通算11アンダーで今季4勝目を挙げた。

 渋野が4日間ともアンダーパーで完走した。大会最多となる計1万7249人のギャラリーの期待に応えるツアータイ記録に、達成感をにじませた。

 「本当によかった。誰も成し遂げていない歴代1位とかを出すのは、価値があると思う。並んだからには新しい記録をつくりたい」

 日本勢42年ぶりの海外メジャー制覇となった「AIG全英女子オープン」から帰国して3戦目。開幕直前に体調を崩し、「急性副鼻腔炎」と診断された。心身ともに疲弊していても、記録は途切れなかった。

 6月の「ニチレイレディス」初日から続く連続オーバーパーなしラウンドは、2013年にアン・ソンジュ(韓国)が記録した「28」に並んだ。「全英」4日間も含めれば32ラウンド連続。4月の「KKT杯バンテリンレディス」初日に81を打ったのがウソのような快進撃で、あのタイガー・ウッズが持つ米男子ツアー記録の52ラウンドも視野に捉えつつある。

 「難しいコースだったので、長い1週間だった。優勝を狙える感じは一個もなかった。優勝した鈴木さんとはパッティングが全く違った。まあ強いですね」

 4打差の5位。それでも3打目を1・5メートルにつけた6番(パー5)、続く7番(パー3)は4メートルを沈めて連続バーディーを奪った。4日間で1イーグル、15バーディー。平均バーディー数3・7647で1位を守り、平均パット数も1位。年間MVPをポイントで決めるメルセデスランキングは初めてトップに立った。

 今週は休養に充て、次戦は“メジャー3連勝”がかかる「日本女子プロ」。単独5位以上に入れば生涯、年間ともに獲得賞金1億円を突破する。舞台は昨年7月に14位で合格したプロテストと同じ兵庫・チェリーヒルズGC。1年前は1円も稼いでいなかった20歳が、宮里藍を超えるデビューから所要23試合での大台突破に挑む。

 「なかなかの経験をしていると思う。すごいですよね」。さらなる高みへ-。シンデレラの魔法はまだまだとけない。

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