“しぶこパワー”がソフト界を救う!? 観戦試合で上野が「ノーノー」

 東京五輪で“2連覇”を目指すソフトボール日本代表に“しぶこパワー”が注入された。

 女子ゴルフの渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は7、8両日に女子ソフトボール・日本リーグ豊岡大会(兵庫・全但バス但馬ドーム)を観戦。「憧れで目標」という日本代表の絶対的エース、上野由岐子投手(36)=ビックカメラ高崎=はこれに応えるように、8日のシオノギ製薬戦で自身7回目のノーヒットノーランをやってのけた。

 三塁側応援席で偉業達成の瞬間を目撃した渋野は「まさかのノーヒットノーラン。感激です!! 北京五輪のこと(日本を金メダルに導いた熱投)が頭に残っている。そのときと全然変わっていない。もう…言葉にならない!! やっぱり、さすがだなと思う」と笑顔が弾けた。

 前日7日の観戦後には、テレビの収録で上野と初対面。「『神様が目の前にいる!』と思って。(緊張の余り)手汗がすごかったです」と振り返り、「自分が目標としている方。皆さんのプレーを見て、私のやる気も倍増したんで、この余韻とともに頑張りたい」とボルテージを上げた。

 8月の全英女子オープンゴルフで“世界制覇”した勢いとパワーは、愛するソフト界を手助けしている。何度もソフト関連の話題を出す彼女に、上野も「注目、認知度が変わった。イレギュラーでラッキー!!」と最敬礼している。

 日本代表を指揮する宇津木麗華ヘッドコーチ(56)も、7日に関係者席で渋野と初対面し、「すごく明るく、物おじしないね。若さっていいね」と目を細めた。

 中国から帰化し日本代表を選手、指導者としてチームを引っ張ってきた宇津木ヘッドでさえ、渋野には「(盛り上げてもらって)助かっているというよりも、本当にソフトが好きなんだなと。聞いているこちらが恥ずかしい。もっと私も好きにならないとな」と刺激を受けているほどだ。

 この7日には、ソフト経験のある女子ゴルフ界の重鎮・岡本綾子プロも含めスリーショットで観戦。宇津木ヘッドからも渋野へ「負け試合から学べること」をテーマに話したという。

 東京五輪へ向けて健在ぶりをアピールした上野に対し、渋野もこれに追いつく構えだ。「私が頑張らないとなと。絶対に(日本代表に)なって一緒に五輪に出場したい。それが最高の目標」と言い切った。種目を越えて刺激し合い、メダルラッシュに火をつける。(山戸英州)

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