オークス馬チョウカイキャロル死す 語りつがれるヒシアマゾンとの名勝負

 1994年のオークス馬、チョウカイキャロル(牝、父ブライアンズタイム、母ウイットワタースランド)が12日、繋養先の北海道浦河町・谷川牧場で死んだ。28歳だった。ライバルのヒシアマゾン(91~2019年)や牡馬相手に数々の名勝負を繰り広げた名牝。その死に多くの競馬ファンから悲しみの声があがった。

 SNSにはさまざまなコメントが集まり、「28歳までよく頑張ったね、安らかに…」「自分が競馬を見始めた頃の名馬が天に召されるのは寂しいですね」「また名馬が一頭…」「時の流れとはいえ悲しい」など、彼女の死に涙する書き込みが目立った。

 大種牡馬、ブライアンズタイムの初年度産駒として栗東・鶴留明雄厩舎からデビューしたチョウカイキャロル。デビュー戦で勝ち上がると4戦目にオープンの忘れな草賞を快勝。その勢いでオークスに臨み、好位追走からの横綱相撲で他馬を振り切って同世代牝馬の頂点に立った。牡馬に三冠馬のナリタブライアン(91~98年)や外国産馬の“女傑”ヒシアマゾンがいた世代で、キャラクターがそろった当時の競馬界で好走を続け、通算12戦4勝で引退した。

 チョウカイキャロルで思い出されるのは、94年のエリザベス女王杯(GI)だ。ヒシアマゾンと激しいたたき合いを演じたこのレースはファンに強烈なインパクトを与え、ネットでは当時を思い出すユーザーが続出した。

ツイッターには「直線半ばでヒシアマゾンがチョウカイキャロルに並んで頭ぐらい出て何馬身突き放すかと思ったら、チョウカイキャロルがくらいついて最後はむしろ差を詰めて並んでゴール。熱い」「ヒシアマゾンと初対戦になったエリザベス女王杯では真っ向から戦ってハナ差の大接戦」「ヒシアマゾンとのエリザベス女王杯のデッドヒートは壮絶なものだった」「エリザベス女王杯は名勝負ですね。オークス馬の意地と世代No.1牝馬の意地。最後はヒシアマゾンが力でねじ伏せましたが、チョウカイキャロルも間違いなく名牝でした」など、熱い投稿がズラリ。また「ヒシアマゾンに続いてか…あの世で再会して、昔話に花を咲かせて欲しいなぁ~」「天国でヒシアマゾンと走ってくれたら嬉しい」という書き込みもあった。

 引退後、95年に繁殖入りしたチョウカイキャロル。5勝を挙げてオープン入りしたチョウカイシャトル(父ピルサドスキー)など、産駒4頭がJRAで勝ち星を挙げている。

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