鈴木愛、首位キープ!年間6勝・米ツアー初制覇・2週連続V・逆転賞金女王見えた

 TOTOジャパンクラシック第2日(9日、滋賀・瀬田GC北C=6659ヤード、パー72)7バーディー、ボギーなしの65で回った鈴木愛(25)=セールスフォース=が通算12アンダーで首位を守り、ツアー史上3人目の2週連続完全Vに王手をかけた。このまま逃げ切ればツアー史上8人目(11度目)の年間6勝目。大逆転の賞金女王も見えてくる。全英覇者の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は69で回り、6打差の7位につけた。

 大逆転の戴冠に向けて大きく前進した。スタートの1番(パー5)から3連続バーディー。ショット、パットとも絶好調の鈴木が、おもしろいようにスコアを伸ばした。

 「7アンダーとは知らなかった。数えてもスコアが良くなるわけでもないし」

 ラウンド後はいつものようにメモも見ずに7個のバーディーの内容を詳細に答えた。抜群の記憶力の持ち主がバーディーの数を知らなかったとは考えにくいが、そんな軽口も絶好調の証しだ。

 「ずっと休んでいたので自分に期待していない部分が大きい。練習ができているときは、これだけやっているのに何で…と思うけど、今は仕方ないと思うようになった。逆にそれがいいのかな」

 左手親指痛による約1カ月半の休養を経て、復帰2試合目となった前週に完全Vで今季5勝目。今週も首位発進からリードを3打に広げ、昨年の申ジエ(韓国)以来ツアー3人目となる2週連続完全Vに王手をかけた。

 年間2度の2週連続Vもかかる日米ツアー共催の最終日。「3つは伸ばさないと勝てない。米ツアーは速報とかでチェックしているので。5、6アンダーを出すつもりでやりたい」。年間6勝目を達成すればツアー史上8人目(11度目)。1位の申ジエ(韓国)を約3081万差で追う賞金ランキングも、2位の渋野を飛び越えての逆転圏内に突入する。

 復帰戦の「マスターズGCレディース」は予選落ち。賞金ランキング1位の申ジエ(韓国)との差は今季最大の約3817万円に広がった。今大会も含めて残り4試合。2年ぶりの賞金女王を目指し、米ツアー初制覇で勢いを加速する。(臼杵孝志)

 ◆7位につけた賞金ランキング31位の菊地絵理香 「優勝は考えていない。今は(同ランキング30位以内が出場できる)最終戦のことだけに集中している」

 ◆通算5アンダーで13位の小祝さくら 「スイングで下半身を(止まらないように)気をつけたら良くなった」

■データBOX

 ◎…1988年のツアー制度施行後、年間6勝以上は7人(10度)いる。最多は2003年の不動裕理の10勝で、直近は2015年のイ・ボミの7勝。6勝した年に賞金女王を逃したのは1989年の小林浩美(6勝)、05年の宮里藍(6勝)、09年の諸見里しのぶ(6勝)の3人。

 ◎…鈴木は6月に「サントリーレディス」と「ニチレイレディス」で2週連続優勝。年間2度の2週連続優勝を達成すれば、15年のイ・ボミ(ニトリレディス→ゴルフ5レディス、伊藤園レディス→大王製紙エリエールレディス)、18年の申ジエ(ゴルフ5レディス→日本女子プロ選手権)に次いで3人目となる。

 ◎…最大逆転女王は09年の横峯さくら。9月に4389万7868円あった諸見里しのぶとの差を最終戦で逆転した。08年の古閑美保は32試合消化時点で約3000万円あった李知姫を最終戦で逆転した。

■TOTOジャパンクラシック

 今年で47回目を数える、日本女子プロゴルフ協会と全米女子プロゴルフ協会共催のトーナメント。昨年大会に続いて滋賀・瀬田GC北Cで開催。世界ランク4位の畑岡奈紗(森ビル)、同5位の李晶恩(イ・ジョンウン6、韓国)ら有力選手が多数出場。賞金総額は150万ドル(約1億6354万円)、優勝賞金22万5000ドル(約2453万円)。78人の選手が54ホール、予選落ちなしのストロークプレーで争う。

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