桑木、大混戦7人並んだ首位発進!渋野先輩に続け「スマイルクイーンになる」/サンスポ女子アマ

 TOMAS CUP第36回全日本サンスポ女子アマゴルフ選手権第1日(12日、静岡カントリー浜岡コース&ホテル高松コース、6385ヤード、パー72)桑木志帆(16)=岡山理大附高2年=が3バーディー、1ボギーの2アンダー70で回り、首位発進した。同じ岡山出身で親交がある渋野日向子(20)=RSK山陽放送=のメジャー制覇に刺激を受け、頂点を目指す。他に池羽陽向(ひなた、17)=宇都宮文星女子高2年、水木春花(17)=大分高3年=ら計7人が首位に並ぶ大混戦となった。

 快晴微風の穏やかな環境の中、桑木が安定したショットを武器に首位に立った。

 「きょうのプレー? ぼちぼちです。いい感じで振れるようになって、ショットはよかった」

 アウトから出て、2番(パー4)で5番アイアンの2打目を大ダフりでボギー。それでも笑顔で気持ちを切り替えると、5番(パー5)でグリーン手前バンカーからの3打目を30センチにピタリ。6番(パー4)も3メートルをきっちり沈めて連続バーディー。15番(パー4)でも3つ目のバーディーで7人が並ぶ大混戦の首位グループに入った。

 前日11日の練習ラウンドではショットが乱れ、不安だらけだった。ラウンド後の練習場で、スタンスが右を向いていることに気づいた。しっかりスタンスを目標方向に向けることを心がけて、方向性が安定した。

 キリッとした顔立ちから、周囲では原英莉花(日本通運)似との評判もある桑木だが、やはり地元岡山が生んだスーパースターの渋野日向子が目標だ。小学5年からあこがれだった渋野が、今年「AIG全英女子オープン」を制覇。「刺激を受けています」と目を輝かせる。3週前の女子ツアー「マスターズGCレディース」最終日に会場を訪れると、ホールアウトした渋野から先に「オオッ~。来たの」と呼び止められたという。

 4歳でゴルフを始め、渋野が2014年に制した「中国女子アマ」では17、18年と2連覇を果たすなど将来性は抜群。この大会を制すれば来年の「フジサンケイレディスクラシック」出場権を得て、渋野と同じステージに立てる。

 「優勝したい。日向子ちゃんがスマイルシンデレラなら、私はスマイルクイーンになります」。天真爛漫(らんまん)なところも渋野にそっくりの桑木が、岡山が生んだ新たなスターとして渋野に続く。 (稲垣博昭)

 【主催】サンケイスポーツ

 【後援】日本ゴルフ協会、産経新聞、夕刊フジ、フジサンケイビジネスアイ、フジテレビ、ニッポン放送

 【特別協賛】リソー教育グループ(TOMAS)

 【協賛】ダンロップスポーツマーケティング、ブラックアンドホワイトスポーツウェア

 【協力】静岡カントリー浜岡コース&ホテル、軽井沢72ゴルフ、アートレイクゴルフ倶楽部、敦賀国際ゴルフ倶楽部

 ◆首位発進の與語(よご)優奈(愛知・長久手中3年) 「ショットがよかった。最終日もアンダーで回れるように頑張りたい」

 ◆同じく首位の鈴木優芽(埼玉栄高2年) 「ドライバーショットに不安があったが、真っすぐ飛んでくれた」

 ◆大会9度目の出場で首位の円角有希(岐阜・中部学院大3年) 「ショットがいいし、パットのイメージもいい。きょうみたいに落ち着いてプレーしたい」

 ◆初出場で首位の市村杏(長野・佐久長聖高1年) 「きょうは70点。16番(パー5)で残り40ヤードから4度打ったのが減点対象です」

 ◆首位に1打差で8位の渡邊詩織(兵庫・流通科学大3年) 「パッティングでもったいないところがあった。明日は攻めないと駄目」

★“岡山県旋風”ジュニアゴルファー育成に力

 渋野を輩出し、今大会にも桑木、森愉生(倉敷西中3年)、大宮佳子(岡山理大附高2年)が出場している岡山県勢。同県はジュニアゴルファー育成に力を入れ、県内では夕方からの9ホールプレーは1500円、1ラウンドでも4000円で回れるという。県内ゴルフ場主催のジュニア大会も盛んに開催。桑木は「渋野さんは優しくて、年下にも面倒見がいい」と話し、選手同士が気さくに話ができる環境でもあるようだ。

★リソー教育グループ

 個性を重視した高品質な教育サービスを提供する企業。グループの中心である(株)リソー教育は、完全1対1の進学個別指導塾『TOMAS』と医学部受験専門塾『メディックTOMAS』を首都圏に86校展開中。創立以来、本物の個別にこだわり、「個別指導で難関校に合格できるのはTOMASだけ」とも評価されている。

 また、名門幼稚園・小学校の受験指導を行う『伸芽会』、プロの家庭教師のみを派遣する『名門会』は全国にも展開。2019年には、駿台予備校との提携による『駿台TOMAS』を設立。その他、0歳児からの託児事業『伸芽’Sクラブ』、完全マンツーマンの英語スクール『インターTOMAS』、公・私立の学校内で放課後の個別学習を請け負う『スクールTOMAS』、勉強以外の多彩な体験教室やツアーを提供する情操教育の『プラスワン教育』など個性重視の教育理念はグループ全体における共通のものとなっている。

 勉強だけでなくスポーツ・文化・芸術活動も重要とする「勉強+1」の考え方に基づいて、TOMAS CUPなどの社会貢献活動にも積極的である。

■桑木 志帆(くわき・しほ)

 2003(平成15)年1月29日生まれ、16歳。岡山市出身。岡山理大附高2年。4歳でゴルフを始める。2017、18年に「中国女子アマ」連覇。今年の「岡山県レディース」優勝。ドライバー平均飛距離250ヤード。ベストスコア64。趣味はカラオケでHY「366日」が十八番。好きな食べ物は焼き肉。家族は父・正利さん(62)、母・浩子さん(56)。162センチ、57キロ。

■静岡カントリー浜岡コース&ホテル

 高松コース(18ホール)と小笠コース(18ホール)の全36ホール。雄大で太平洋を見下ろすロケーション。芝はオーバーシードされ、一年中鮮やかな緑に包まれる。グリーンは起伏に富み、微妙なタッチが求められる。プロ大会は1972-2002年に「静岡オープン」などを開催。小笠コースは全面改修中で、12月にリニューアルオープン。静岡県御前崎市門屋2070の2。

■全日本サンスポ女子アマゴルフ選手権

 女子アマチュアゴルフの発展を目的に1984年に創設され、今年で36回目。東西の予選通過者と、シード選手を加えた98人が出場。優勝者には翌年の日本女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」(静岡・川奈ホテルGC富士C)の出場権、3位タイまでは同大会のマンデートーナメント(主催者推薦選考会)出場権が与えられる。歴代覇者には福嶋晃子、横峯さくら、森田理香子らが名を連ねる。

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