19歳古江、藍超え!最速プロ3戦目Vへ3打差5位浮上/国内女子

 大王製紙エリエールレディス第2日(22日、愛媛・エリエールGC松山=6580ヤード、パー72)10月の「富士通レディース」で史上7人目のアマチュア優勝を果たしてプロ転向した古江彩佳(19)=フリー=が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算8アンダーで首位に3打差の5位に上がった。2位から出た賞金ランキング3位の渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は2つ伸ばしたが、9位に後退。同ランキング1位の鈴木愛(25)=セールスフォース=は65で回って5位に浮上し、66で回ったペ・ソンウ(25)=韓国=が単独首位に立った。

 プロとして戻ってきた古江に“凱旋V”の道筋が見えてきた。2日連続の68で5位浮上。春まで高校生だった19歳は胸を張り、はにかんだ。

 「すごくよかったと思います。パットもバーディーチャンスにつけたら結構入ってくれました」

 2番(パー4)で2メートルを沈めて最初のバーディーがきた。6個のバーディーのうち最も長い距離でも5メートル。「一番の武器です」と即答した正確無比なショット力だが、「やってもうたぁ~」と苦笑するまさかの“池ぽちゃ”も飛び出した。

 ティーショットをプッシュアウトした17番(パー5)。「ドライバーショットを池に入れた記憶はないかな、OBもほとんどないです」。頭の中のコースレイアウトでは完全に消し去った右サイドの池。想定外のミスもボギーでしのぎ、首位とは3打差だ。

 アマチュア最後の試合となった6月の「日本女子アマ」は同じ松山が舞台だった。優勝を狙った最終日最終組。大会主催者の日本ゴルフ協会(JGA)の幹部が運転するカートに3番ウッドを折られた。不完全燃焼のアマ最終戦。その悔しさをバネにした。10月の「富士通レディース」で史上7人目のアマチュア優勝。3週間後の最終プロテストを受けることなくプロに転向した。

 「忘れないけど、忘れました」と微妙な言い回しで表現した悪夢から5カ月。優勝すれば日本選手では史上最速となるプロ3戦目でのスピードVとなる。「早ければ早い方がいい。できたらすごいですね」。憧れの宮里藍らの4試合を更新する金字塔。タレント揃いの2000年度生まれのミレニアム世代の先頭を走る19歳が、因縁の地で偉業に挑戦する。(臼杵孝志)

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